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Q&Aよくある質問

Q
01.研修会は、どのような人を対象としているのですか。
A

セカンドステップ研修会は、子供にセカンドステップを教える指導者を目指す方が対象です。参加者の多くは、教師、児童養護施設職員、児童相談所職員、保育士などの方々です。こうした職業に携わっていなくても、セカンドステップを学んで実践してみたいという気持ちがあれば、どなたでも対象となります。子育て中の保護者の方にもぜひ参加していただきたいです。

Q
02.どのくらい続けると効果がでるのでしょうか。
A

4歳~8歳用のセカンドステップ・コース1のプログラムは、3章28レッスンで構成され、「相互の理解」に12レッスン、「問題の解決」に10レッスン、「怒りの扱い」に6レッスンが配分されております。30~40分の1レッスンを、週に1回実施するとして、計算上、7ヶ月程度で修了することになります。

成長の途上にあるこれらの年齢では、目を見張るような効果は見られませんが、レッスンを数回続けるうちに、言動に特徴的な変化があらわれてきます。つまり、自分の気持ちを「うれしい気持ち」「嫌な気持ち」などと、素直に言い表すと共に、相手の気持ちにも関心を持つようになってきます。レッスンが進むにつれて、レッスンで学習したソーシャルスキルを、生活の中で自然に使っている場面をよく見かけます。これらの変化は、こどもの成熟度、生育環境、経験等によって違いがあるようです。なお、セカンドステップは、短期集中型の劇的な効果をねらってはおりません。ソーシャルスキル・トレーニングは時間をかけて学ぶと、効果が出るものです。

Q
03.何歳くらいから始められるのでしょうか。また、何歳くらいまでできるのでしょうか。
A

セカンドステップには、対象年齢に合わせて、コース0からコース5までの教材があります。
セカンドステップ・コース0は、3歳から始められます。人形劇やゲームや歌を楽しみながら、積極的に体を使って学ぶ内容になっています。
セカンドステップコース1は、語彙が急速に増す4、5歳くらいから始めるのが無難のようです。レッスンは、言葉のやり取りが中心なので、言葉によって、考え、教えられ、援助される学習能力が備わることが前提になるでしょう。幼稚園年長から小学校低学年向けですが、多少工夫すると小学5,6年生くらいまで使うことができます。
セカンドステップ・コース2は多少高度になります。これも高学年まで使えます。
セカンドステップ・コース4は、最も5,6年生にふさわしいでしょう。中学生や高校生にも使うことができます。基本となるソーシャルスキルの学習に加え、「盗みたくなったとき」「嘘をつきたくなったとき」「仲間に押し付けられたとき」などのテーマも扱っています。

Q
04.反抗期の子どもにも有効ですか。
A

反抗は、子どもが自己の成長を自覚して行動する際に、親や大人からその行動を制約されたり阻止されたりしたときに取る、反発的な行動であると解すると、将来的な自己確立のために大変大事な行動でしょう。セカンドステップは、反抗をやめさせることを目指したプログラムではありませんので、セカンドステップを学んでも、反抗はなくならないと思います。しかし、セカンドステップを学んだ子どもは、反抗の仕方を、従来とは違った形で表現することが予想されます。反抗する子どもと親や大人のコミュニケーションがスムーズにできるスキルを、子どもは手に入れることができるからです。

Q
05.子どもが反抗しているのか、キレているのか見分ける方法はあるのですか。
A

子どもの反抗は、自己成長のための、ある期間継続する自立的な行動であるように思います。 「キレる」とは、強い感情を、コントロール出来ずに、自覚がなく、衝動的突発的に表現する行為であると考えられます。反抗かキレているかは、この継続性の観点から判断できるかもしれません。

Q
06.ADHDやアスペルガー症候群の子どもにも有効ですか。
A

このプログラムは、ADHDやアスペルガー症候群等、障害を持った子ども用に開発されたものではありませんが、このような子どもに実施して効果を挙げている実践例があります。このような子どもに実施するときは、他の心理療法も併用すると良いと考えられております。

Q
07.お友達に乱暴されたり、キツイ言葉を受けたりします。子どもはただ受け身になるだけなのですが、このような場合、親としてどう対応したらいいのでしょうか。
A

「セカンドステップ」に、解決するスキルがあります。まず、落ちつきましょう。その上で、
I message(アイ メッセージ)を使います。「ぼくは/わたしは、(乱暴されて)とても腹が立っている」と、相手を批判しないで、自分の気持ちを伝えます。その後で、「止めて」といいます。このスキルをお子さんに教えてください。お母さんとお二人で、役割を決めて練習しておくと良いでしょう。

Q
08.子どもが殴り合いのケンカをしてきました。いさめたところ、よく聞くと最初に手を出したのは相手のようで、相手が悪いのになぜ自分が怒られるのかと納得いかない様子。このような場合、どのように子どもに説明したらいいのでしょうか。
A

「納得がいかない」という問題を考えて見ましょう。第1に、この問題の状況を整理します。この際、お子さんも自分をも責めないで、中立の立場を保ちます。第2に、何が出来るか解決策を考えます。解決策は、沢山でた方が良く、中には,反社会的な解決策が挙がってもかまいません。第3に、解決策の1つ1つを、安全、お互いの気持ち、公平性、解決可能性について点検します。第4に、解決策の1つを実行してみます。
「どのように説明するか」と考えるよりも、2人で上のように解決の手順を踏んでみ見てはいかがでしょうか。

Q
09.子どもがとても無気力です。乱暴な位元気があるとよいのですが・・・。このような場合もこのプログラムは有効ですか。
A

4,5歳から小学生くらいまでは、自分の力を出すチャンスをつかめず、またその方法がわからない子どもがいてもおかしくはありません。あせらないで、経験・体験を増やしてあげましょう。
セカンドステップのレッスンは、子どもたちに日常的に起きるいろいろな場面について、ディスカッションをしながら、進めますので、たとえ発言しなくても参加している実感があります。役割を決めてソーシャルスキルの練習もしますので、徐々に行動に表わすようになることが期待できます。

Q
10.近所の年上の子ども達に乱暴なことや悪い言葉を教わってきます。このようなつき合いも早めに止めた方がいいのでしょうか。
A

つき合いをやめさせるのは、得策とは思いません。それは、子どもをめぐる、あるいは社会の現実だからです。このような現実から逃れることは出来ませんので、この現実をどう切り抜けるかを、考えたほうが良いでしょう。
切り抜け方ですが、お子さんが乱暴な言葉や悪い言葉を使った時、I message(アイ メッセージ)を使って、不愉快な気持ち、不安な気持ち、嫌な気持ちなどを伝えましょう。そして、そのような言葉を使うことを「止めて欲しい」と頼みます。スムーズな人間関係は、共感を基礎にして成り立ちますので、徐々に期待する方向に向かうでしょう。

Q
11.ニュースで子どもの犯罪を耳にする度、我が子はどうなのだろうか、と心配です。日常的に家庭で注意すべきことはありますか。
A

まず、お母さんがお子さんの見本となること。お子さんの話を良く聴き、何でも話し合える関係を作って対話を続けること。お子さんが望ましい言動をしたときには褒めることなどがあります。
もしできれば、お母さんが研修会に参加し、お子さんや近所のお友達にセカンドステップのレッスンをなさってはいかがでしょうか?

Q
12.つい語気を強めて子どもを叱ってしまいます。このようなことも子どもにはストレスになっているのでしょうか。子どもを叱ってはいけないのでしょうか。
A

語気を強めて叱ると、確かにストレスになります。子どもがある行動を取った時には、その行動を取った理由があり、それは子どもにとって正当な理由です。理由を確かめずに強く叱ることは、子どもには受け入れがたいことです。したがって、叱る前に、その行動が妥当なものであるかどうか、子どもと共に検討してみる必要があるでしょう。その上で、適切でない行動であったと、子どもが了解した時には、
I message (アイ メッセージ)の方法を使って、「わたしは、・・・して欲しい(欲しかった)」と気持ちをしっかりと伝えると良いと思います。

Q
13.近隣でレッスンを受けられる場所がありません。研修を受けに行くこともできないのですが、家庭内で簡単に出来る方法は何かあるのでしょうか。
A

どこに住んでおられるかを教えていただければ、研修を受けた方の中からお宅の近くの方を探して、レッスンをしていただけるか聞いてみましょう。またレッスンをしている保育園や幼稚園を探せるかもしれません。親子塾に参加していただくという方法もあると思います。まずは、事務局に問い合わせてください。

Q
14.セカンドステップに関しての出版されている書籍はあるのでしょうか。
A

単行本「キレない子どもを育てる セカンドステップ」が2006年4月に完成し、販売いたしております。くわしくは、教材等一覧にてご覧下さい。

Q
15.全世界、全国、何カ所くらいで実践されているのでしょうか。日本では何人くらいの子どもがこのプログラムを受けているのでしょうか。
A

セカンドステップは、アメリカ、カナダ、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ノルウエー、日本等世界15カ所で実践されております。日本では、正確な統計はありませんが、保育園、幼稚園、児童相談所、養護施設、小学校、学童保育などで少なくとも1万人以上の子どもが受けていると考えられます。東京都品川区、大阪府泉佐野市、大阪府茨木市の3か所では、行政(市・県)単位で実践されています。

Q
16.セカンドステップという名前の由来・意味は何ですか。
A

セカンドステップはアメリカ発祥のプログラムです。1980年代のアメリカでは、家で虐待されたり性的被害を受ける子供が多くいました。そのときCOMMITTEE FOR CHILDREN(CFC)によって、”Talking about Touching(TAT)”という、大人の虐待から子供の身を守るためのプログラムが開発されました。これがファーストステップです。しかし、TATをもってしてもなかなか被害者が減りませんでした。そこで暴力を振るうことも振るわれることもない社会を作るためにと、CFCによってセカンドステップが開発されました。セカンドステップは現在に至るまで、世界中でその効果を発揮し続けています。日本でのセカンドステップの別名は「暴力防止プログラム」で、被害者にも加害者にもならないためのプログラムです。最近では時代に合わせて「キレない子供を育てる教育プログラム」や「いじめ予防プログラム」の名前をつけています。セカンドステップは商標登録してあります。

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